成果が出る人、出ない人。その違いはどこにあるのか?

パーソナルトレーナーとして、またスポーツトレーナーとして多くの方々と関わってきた中で、最近、改めて強く感じていることがあります。それは「成果が出る人」と「なかなか結果が出ない人」の間には、ある共通した“差”が存在しているということです。

運動経験、体力、食生活、目標の明確さ、そういった要素ももちろん大切ですが、それ以上に大きな違いは、「素直に行動に移せるかどうか」です。


「自分のやり方」に戻ってしまう人たち

パーソナルトレーニングの現場では、お客様に合ったトレーニングメニューや食事の提案を丁寧に行います。しかし、中にはその提案を守りきれず、自分の過去のやり方や思い込みに戻ってしまう方がいます。

たとえば、まだ基本のメニューができていない段階で独自のトレーニングを追加したり、「やっぱりプロテインはやめたい」と突然言い出したり、食事の方針を自己判断で切り替えてしまうこともあります。

もちろん、「自分で考えること」は悪いことではありません。むしろ、自立的に取り組むことは目標達成において非常に大切です。しかし、その「考える」が「独りよがり」や「自己防衛」になってしまうと、せっかくの努力も成果に結びつきにくくなってしまうのです。


「試してみる力」がある人は、結果も早い

一方で、成果を出していく人には共通点があります。それは、とにかく「やってみる」ことを躊躇しないということ。

まずは言われた通りに行動し、その上で「やってみたけど、ここがうまくいかなかった」「これは自分には合っている気がする」と、報告や相談をしてくれます。

このやり取りがあると、私たちトレーナー側も、より的確なフィードバックや修正ができます。結果的に、トレーニングの質がどんどん高まり、お互いの信頼関係も強くなっていく。まさに「前向きな循環」が生まれるのです。

大事なのは、「行動してから考える」こと。考えてから行動しようとすると、どうしても恐れや不安、プライドなどが先に立ち、動きが遅れてしまいます。そうではなく、まずやってみて、そこから気づきを得る。これができる人は、成長も早く、成果も見えやすいのです。


なぜ差が出るのか?背景にある3つの要因

では、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?私の経験から、主に次の3つが影響していると感じています。

1. 「自己防衛」本能
人は誰しも、失敗を避けたいという本能を持っています。過去の成功体験にすがったり、自分でコントロールできる方法に戻ってしまうのは、実はとても自然な反応です。ですが、それが変化や成長の妨げになることもあるのです。

2. 自己肯定感と信頼の度合い
素直に取り組める人は、他者(=トレーナー)を信頼できているだけでなく、「失敗しても自分の価値は下がらない」と思える自己肯定感を持っています。この「安心感」が、素直さを支えています。

3. 正しい判断力の未熟さ
行動すること自体は良いことですが、「自分で考えた」内容が的を外れているケースも少なくありません。だからこそ、最初は専門家の意見に耳を傾け、試してみる。その後に自分なりの調整を加えていくことが大切なのです。


私たちトレーナーができること

このような違いを前にして、トレーナーとしていつも自問自答しています。「自分の伝え方がもっと良ければ、素直に動けたかもしれない」「不安を取り除いてあげる声かけができただろうか」と…

相手が変わるのを待つだけではなく、こちらの関わり方も常に磨き続ける必要があります。

一人ひとりに合わせて、時には寄り添い、時には背中を押す。トレーニングという枠を超えた信頼関係の中でこそ、真の変化は生まれるのだと感じています。


おわりに

成果が出る人と出ない人の違いは、才能でも、体力でもありません。

「素直に、まずやってみる」。そのシンプルな行動が、大きな差を生み出します。

そして私たちトレーナーは、その一歩を応援するために存在しています。

あなたの今の一歩が、未来の可能性を大きく変えていきます。

信じて、動いて、変わっていきましょう。

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時間 : 60分
料金 : 5500円
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パーソナルトレーニング FUJII
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店舗名 : ほてい鍼灸院(完全個室予約制)

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